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「そうなのか?」
シンの質問に、
「ちょっとだけ……」
そうボソッっと答える亜紀。シンは溜め息をついた後。
「仕方ないな」
そう言った。相沢は不適な笑みを浮かべ、負けたら罰ゲームをすると言い出し、負けた方は、明日の朝食作りをするという事を、勝手に決めてしまった。
亜紀は見届け人及び、負けた方を明日起こすという事になり。
まずはシンが3本空けるまで、相沢は休憩となった。
「早くしろよぉ~」
そう急かす相沢を睨むシンは、不利だと思いながらも、ビールを流し込んでいく。そして、2人の戦いは始まった。
「大丈夫?」
隣りで心配そうに見ている亜紀に、
「あぁ」
そう笑顔で答えた。
――それから、2時間が経ち。
どちらも譲らぬ戦いは続いて、亜紀の方がダウン寸前だった。眠そうにソファにもたれて欠伸を繰り返している。それに気付いたシンは、亜紀に眠るよういったが、亜紀は大丈夫だと眠らない。
シンは思わず相沢に視線を投げる、それに気付いた相沢は、仕方ないというような表情をしたあと。
「今日の所は引きわけぇ~」
そう勝負を打ち切りにした。
「えぇ!」
という亜紀に、
「朝まで続きそうだし、続きは今度」
とテーブルを片付け始めた。シンも相沢に加勢し、テーブルの上はみるみる片付いていく。
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