*…気持ち…*

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 ぼーっとしていて、時計をみると、いつの間にか授業が始まる5分前。 (やばっ!!) 俺は急いで向かった。がチャイム2分遅れで教室にはいった。やる気がないのは自分の方かもと、反省。  すまんすまんと謝りながらクラスを見渡すと……。 (あれ? 木下と雄也がいない) 「木下と雄也はどこいった?」  みんなは“知りませ~ん”と2人の席を見ている。  すると、あちらこちらから『あいつら出来てるんじゃないかぁ?』『2人付き合ってるの?』と聞こえてきた。  まぁ今はまずプリントを配ろう。 「今からプリント配るからこれをやってくれ」  1学期の復習プリントを渡して、教室をでた。ポケットから携帯を取り出し木下に電話をかける。  しばらく鳴らしてみたが取らない。 (あいつら本当にできてるのか?)  なんかいやな気分に襲われた。 (俺やっぱりどうかしてる……生徒としてだよな、生徒として心配だもんな)  といつの間にか自分にいいきかせていた。  あいにく雄也の番号は分からなかったため、かけれなかった。 (どこいったんだ、まったく……)  そして教室に戻った。
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