31人が本棚に入れています
本棚に追加
ぼーっとしていて、時計をみると、いつの間にか授業が始まる5分前。
(やばっ!!)
俺は急いで向かった。がチャイム2分遅れで教室にはいった。やる気がないのは自分の方かもと、反省。
すまんすまんと謝りながらクラスを見渡すと……。
(あれ? 木下と雄也がいない)
「木下と雄也はどこいった?」
みんなは“知りませ~ん”と2人の席を見ている。
すると、あちらこちらから『あいつら出来てるんじゃないかぁ?』『2人付き合ってるの?』と聞こえてきた。
まぁ今はまずプリントを配ろう。
「今からプリント配るからこれをやってくれ」
1学期の復習プリントを渡して、教室をでた。ポケットから携帯を取り出し木下に電話をかける。
しばらく鳴らしてみたが取らない。
(あいつら本当にできてるのか?)
なんかいやな気分に襲われた。
(俺やっぱりどうかしてる……生徒としてだよな、生徒として心配だもんな)
といつの間にか自分にいいきかせていた。
あいにく雄也の番号は分からなかったため、かけれなかった。
(どこいったんだ、まったく……)
そして教室に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!