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家に着いても、頭の中に木下の笑顔がちらつく。
あの時ドキドキしたのは、あまりにも可愛かったからで、きっと一時の事だ。
そう自分に言い聞かせていた。
(まさか俺が生徒に恋愛感情なんて、あり得ない)
俺は風呂に入るとすぐに眠った。
月が明るくて、今夜は月によって星は消されていた……。
――――
――
チュンチュン。
小鳥のさえずりが聞こえ、俺は目を覚ました。そして、すぐに学校へ行く支度をする。朝食を食べるといつものように学校へ。
昨日の事はなるべく考えないようにしていた。学校についたら、パソコンに向かう。
朝からパソコンをしていると、段々イライラしてきて、数十分後……俺は気分転換に屋上に行くことにした。
屋上への階段を、俺は1段ずつ登っていた……これから、自分の気持ちに気付く事になるとも知らずに。
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