*…プレゼント…* #2

11/29
前へ
/35ページ
次へ
(おいおい未成年……辞めてくれよ) 「ありゃりゃ飲んじゃったぁ」  有馬は俺の顔を伺っていた。 「まったく……」  俺はもうその言葉しかでなかった。 (はぁああ)  心の中で大きな溜め息をつき、俺はビールを流し込んだ。それから、俺は2人がまた飲まない様にと、目を光らせていた。  彩が次第にうざくなってくる。 (はぁ……もうどうでもいいや…)  2人が酒を飲まないかとチラチラみながら、彩の話しに付き合ってやる。すると有馬が、 「あきちゃ~~~ん」  といい抱きつこうとした。 (おいっ!!)  と思ったと同時に、美和が止めに入った。 「あほ宗一」  そう言って頭にゲンコツを落とした。それを見て木下は笑ってる。  俺は内心ホッとして。 (ナイス美和)  心の中で呟いた。 「あぁもうお酒なくなってきたね~」  有馬が空き缶を片付けながら、残りのビールや酎ハイを見ながら言っていた。 「ほんとだぁ~」  俺は彩が話しかけてきているのに、木下と有馬の会話に聞き耳たてていた。  そう完璧に彩の話しは聞いてない。 「亜紀ちゃん一緒に買いにいこっか??」  俺は我慢できなくて、 「木下はダメ! 有馬なんかしそうだから、別の人と行って」  と言ってしまった。嫉妬からなのか……余裕ないなと自覚。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加