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「はぁ~い」
有馬は素直に聞き入れ、美和と買い出しにいった。
まぁひとまず安心。
少し経ってから、木下が席を立った。冷蔵庫の方に歩いていく。
「ちょっとトイレ」
といいベッタリの彩を離し、俺は木下のとこへ向かう。木下はなにか探してるみたいだった。
「木下、何探してる?」
俺は木下に話しかけた。
「あっ氷です」
どう見ても冷蔵庫の中をみている、冷凍庫は下なのに……。まさか木下は酔っているのだろうか。
(あれだけで?)
俺は冷蔵庫の戸をつかんでやった。
「そこ下、開けて。下にあるから」
といい俺は冷凍庫を指差す。
木下は素直にあけ氷をとっていた。
(ん~てか少し寒いな……)
「先生はなに探してるの?」
そのとき木下は、俺の顔を見上げるように聞いてきた。
(ちいせぇ……かわいいし……)
思わずそんな事をおもった俺は、すぐに思考を切替えた。が、何しにきたんだっけ?
「んっと……なんだったっけ? 忘れた」
飲みすぎらしい。
ずっと見てくる木下は可愛すぎて、俺はその場にいれなくなり、席に戻った。
すると、また彩に捕まり。
「心さん嘘つき……」
そういわれた。なんでそんな事を言われないといけないのか、意味がわからず彩を見て。
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