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屋上に着くと、俺のほうを向いた。
「あの先生……」
安達の顔が紅く染まっていくのを見て、やっと分かった俺。
(なんで俺はこうも生徒から告白されるんだ……)
よく思う事がある。こんな風に告白してくる子たちは、俺の何をみて、好きになってくれているんだ?
と……。
「あの……先生聞いてます?」
(やばっ聞いてなかった)
「あっごめん。最近疲れてるのか、ぼーっとしてた」
というと、
「あの私……先生のこと好きです」
やっぱり告白だ……。
「あぁありがとう」
「あの彼女にしてください」
俺の答えは決まっている。
「ごめんな。気持ちは嬉しいが答えることはできない」
すると安達は、
「そうですかぁ……わかりました」
といい屋上をでていった。
(はぁまた傷つけた)
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