*…プレゼント…* #2

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「送ってくぞ! のるか?」 「はいっ!」  安藤は助手席に乗り込んだ。 (やっぱりみんな助手席にのるんだよなぁ……木下だけがいつも後部座席だよなぁ)  安藤はなんだかウキウキしているようだ、良い事でもあったのかな。  安藤は1度振った生徒。なのに普通にできるから俺は、自分がすごいと思う。  自画自賛。  安藤も凄いと思う。普通は意識したりするのに、彼女も平気のようだ。 「先生はクリスマス何するんですか?」 「あぁ先生は飲みかいだよ」 「そうなんですかぁ」 「安藤は?」 「おばあちゃん家にいくんです」  てっきり仲が良い木下たちと過ごすと思っていた。 「そうなのか……」  車はどんどん安藤の家に近づいていく。  その間、英語の話をしたりしていた。 「ありがとうございます」  家の前、安藤は頭を下げると、家の中にはいっていった。  俺は車を走らせ家にむかう。  有馬からのメールの事を思いだし、どこかいい店はあったかと、考え、家に着きネットでも少し探してみたが、みつからず。  もう今日はそのままで眠る事にした。 (木下は誰と過ごすんだろう……)  眠る前にその事が、頭の中をうめつくして、お店を探すという重要な事は、頭の中から消えていた。
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