*…プレゼント…* #2

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 正直やめて欲しい。  がお酒を飲んで、気分を紛らわせていた。 (やば……かなり飲んでるなぁ俺)  いつもよりピッチが早い。すると彩がもたれかかってきた。 (はぁ……) 「心さんは好きな人います?」 「まぁなぁ」  素っ気なく答えると、 「だれですかぁ~?」  と上目使いで聞いてきた。女の上目使いは、ある意味武器だと思う。きっと自分を可愛く見せる方法を知っているんだろう。 「言う訳ないだろぉ」 「えぇ~! 教えてくださいよぉ~」  とムスッとすると、ますますくっついてきた。 (やっぱりこの子苦手だなぁ……)  彩の事をどうやって引き離そうかと考えていると、ピンポーンと呼び鈴がなった。 (はぁ? 12時過ぎてるのに……誰だ? もしかして苦情?)  俺は玄関に向かおうとしたが、彩がへばりついてて立てない。  すると有馬が、 「俺見てきますよ」  といい玄関へいった。しばらくして有馬が誰かを連れてきた。 「今日のゲストで~す」  と……何も聞いていない俺は、メンバーは揃っているものだと思っていた。  有馬の後ろから2人部屋に入ってきた。 「「こんばんわ」」  と、 「ん?」  そこに立っていたのは、木下と田中で、思わずビールを飲む手を止め、 「きいてないぞ有馬」  有馬をみると、舌をぺろっとだして。 「サプライズです」  とニコニコしている。有馬が仕組んだ事は間違いない。  もう飲んでしまった……高校生が来るとわかっていたら、飲まなかったのに……。
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