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(あぁ……)
俺はすぐに有馬に電話をかけ。どの方面にいるのかを聞き車を走らせた。
木下を早く安心させてやらないと……有馬に木下のいる喫茶店の名前を教え、その場所を探せといった。
俺は今有馬のいる場所を聞いて、まずそこを目指して車を走らせる。
とても心配だった。泣いてるんじゃないかと……怖がってるんじゃないかと、心配で仕方がなかった。
俺はまず有馬たちがいたカラオケボックスについた。すると電話がきた相手は有馬だ。
急いで電話をとる。すると、木下をみつけたという電話で、詳しい居場所を教えてもらった。
すぐ車を走らせ、有馬に言われた場所へと向かった。
スピードがいつもより出ていた、こんなに飛ばしたのはいつ振りなのか……。言われた場所に到着すると、2人の姿。車を降りて、
「まったくお前たちは」
という事しかできなかった。まず安心した……無事でよかったと。
「ごめんなさい」
「すみません」
と謝る二人、木下は泣いていたのか少し目が赤かい。ひとまず2人を車に乗せ有馬をカラオケボックスまで送る事に。有馬は車だったからだ、
「じゃあ木下は俺が送っていくから」
と有馬を車から降ろす、有馬は酒を飲んでいたため代行で帰ると言っていた。
「お願いします。亜紀ちゃん本当にごめんね」
「もういいですよ」
送っていっても良かったが、有馬は気まずかったのだろう。木下に謝っているという事は、何かしたのだと言っている様なものだ。
それから有馬とわかれ、俺は車を走らせた。
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