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学校についてから、俺はすぐに職員トイレに向かった。
眠くてちょっと顔を洗いにだ。
木下はちゃんと学校にきているのか心配になる。
木下にメールを送ってみる。
―――――
件名:おはよう
本文:ちゃんと学校きてるか?? 大丈夫か??
―――――
と、そう送ったと同時に、トイレに相沢がやってきた。
「あっおはよう細川」
相沢は髪を固めにきたらしい、右手にワックスを持っている。
「おはよう、また髪固めるのか?」
「当たり前だろ」
こいつ本当にそのうちハゲる。と思いながらみていると、
「細川、お前眠そうだなぁ」
といきなり言われた。
「あぁちょっとなぁ」
と答える俺、まさか木下と朝方まで一緒にいたなんて言えない。
「女か??」
と小指をたててくる。
「ん……まぁ」
というと携帯がなった。相沢は髪をセットしていたから、俺はメール開いてみた。
ディスプレイには☆木下 亜紀☆の文字、ちらりと隣りを確認してから本文を読む。
――――
件名:おはようございます。
本文:大丈夫ですよ。でも体育着忘れちゃいました(泣)
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という内容だった。
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