*…悩み…* #2

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 思わず顔がニヤけてしまう。それを見た相沢は、 「お前なにニヤニヤしてんだよ?」  と聞いてきた。 「別に」  と答えると、相沢に携帯をとられた。 「おいっ」  取り返そうとしたが、相沢はさすが体育教師、動きが素早い。 「ふ~ん」  俺を交わしながらメールをみている。 「アイツかぁ~体育着わすれたのかぁ~」  と、 「お前プライバシーの侵害だぞ」 「俺たち仲いいから別にいいじゃん」 (よくねぇ~よ)  そう睨み付けると、 「って事は、もしかして木下と一緒にあそんだのか? 眠いのはそのせいか??」  と聞いてくる。もうバレバレだ。 「まぁ、そういう事ってかお前声でかい」  もう仕方がなかった。否定した所で相沢は信じないだろう。 「ごめん。そうか~一緒にあそんだのかぁ~ってか付き合ってるの?」  という。 「いやっ」  相沢に少し相談しようと思い、 「付き合いたいとは思う。でもなぁやっぱりダメなんだよ、自分でストップかけてさぁ。 あの笑顔とか仕草とかみたら、諦めようと思っても諦められなくって」  というと、相沢サラッと。 「別に諦めなくていいんじゃねぇ」  と呟く。 「そうかな? ってか俺はどうしたいのか分らないんだよな」  とため息をついた。 「俺も色々迷ったよ」  そういう相沢。現に相沢は今生徒と交際中なわけで……。
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