*…悩み…* #2

6/23
前へ
/35ページ
次へ
 車からおりコンビニに入る。 「いらっしゃいま、せ……」  という木下は、俺と彩をみてビックリしていた。 「あっ亜紀ちゃん」  彩はすぐに木下のとこに駆け寄っていく。俺は有馬が出入口近くにいたから、話しかけた。 「おい有馬、俺をおいて帰るなんていい度胸だなぁ」  昨日というか今日の朝の事をいってみると、有馬は。 「ごめんなさい」  と謝ってくる。別に怒っているわけではなかった。そして有馬は俺に小声でこんなことを聞いてきた。 「彩と付き合うことになったんですか?」  彩が俺に告白することを知っていたのだろう。 「いや断った」  というと、有馬は目を丸くして。 「じゃあなんで一緒にいるんです?」  そう不思議そうにシンと彩を交互にみている。 「なんか成り行き」 「そうですかぁ」  有馬と話した後、木下と彩のもとへ。 「おぅ木下、正月もバイトだなんて偉いな」  木下に話しかけてみる……がなんだか木下の様子がいつもと違う、となんでなのかそう感じた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加