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と俺はいう… なんでかその日に告白される気がした…
「なんでといわれても… だって 1年生最後なんですよ 思い出に!」
と 木下は言った
木下の嘘はわかりやすい…
俺はニッコリ笑って
「おぅ わかった 仕方ないなぁ」
と 言った…
木下を突き放す いい機会かもしれない…
しばらく 夜景を見つめてた…
俺は夜景を見ながら 木下の気持ちを全てきいて
しっかり断ろう…
それまでに 自分の気持ちをどうにか整理しよう
と思った…
「そろそろ 行くか
親心配するだろ」
と 俺はきりだす
「はい」
と木下は うなずいて 俺の後をついてくる…
車に戻ると
「もう すごかった~」
と木下はとても嬉しそうに 話していた
「先生 本当にありがとう」
と 笑顔を向けてくる
「おう」
といって 俺は木下の頭を ポンって 叩いた
ごめんな 木下…
俺の気持ちは 決まった…
お前に 辛い思いさせたくないから…
お前の気持ちには 答えないことに決めたんだ…
車で来たみちを 戻っていく
俺の心は 決まった…
揺れてしまったけど…
もう きめた…
木下の笑顔を壊したくない…
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