*…夜景…* #2

5/17
前へ
/35ページ
次へ
「ちょ ちょっと トイレにいってきます」 というと 木下は 車をおり トイレにむかった… 木下がいなくなった車内 俺は何考えてるんだ… 自分にダメだとい言い聞かせる…  車を降り タバコをすった 木下は戻ってきて 俺がタバコを吸ってるのに気づくと 砂浜を歩きだした 暗い砂浜を どんどん歩いていく 「木下 あんまり遠くいくなよ」 と、俺はまるで親かのように 木下にいっていた 「はぁ~い」 と答える木下 なんだか 幼さを感じる 木下は 砂浜に座った 俺はタバコを吸い終えて 車から毛布をとり 木下のところに 歩いていった 「寒いだろ」 と 肩に毛布をかけてあげる… おれは そのあと隣に座った 「先生は 寒くない?」 と聞かれ 木下は布団を返そうとしていた 「大丈夫 木下が使って」 と俺はいう 本当なら2人でくるまりたい… でも 今の俺には無理… 気持ちが揺らいでしまう… 今2人でいるだけで 気持ちは動いてるのに… 2人黙って 海を見ていた…
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加