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*…答え…* #2
俺は木下の手を握った…
小さいその手…
今は俺の手のなかにある…
2人の間に 静かな時が流れる…
口数は少なくなっていた…
俺も ちょっと照れ臭くて うまく話せなかった
だけど 普通を装う…
繋いだ手があたたかい…
そのあと 普通に 木下を家におくりとどける…
本当は もっと一緒にいたいと思ってた…
が… もう夜中…
俺も家にかえる…
そして ベッドの上にダイブ
幸せを噛み締めていた…
そして メールを送る
愛しい 亜紀へ…
――――――――
件名:木下へ
本文:これから よろしくな
俺 木下の事 いっぱい 笑わせてやるから
あぁ あと 会いたくなったら いつでも電話かメール してきていいからな
彼女なんだから!
で 隠し事はなしな!
じゃあ おやすみ
―――――――――
というメール
これが精一杯…
名前は照れ臭くて打てなかった…
27歳の俺…
何 少年ぶってんだか…
笑いがでる
そして 俺は眠りについた…
木下との明るい未来を考えながら…
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