19人が本棚に入れています
本棚に追加
*…彼女…* #2
「友達ですから」
と答える加藤…。
すると、亜紀と加藤は、顔を見合わせて、笑っていた。
「そうか~。」
(よかった。いい子そう。)
とシンは思い。フェンスにもたれかかった。
亜紀が工藤たちと、離ればなれになって、ちょっと心配だったシン。
でも加藤が、一緒にいてくれるなら、亜紀は1人じゃないし、大丈夫だなぁと、少し安心した。。
でも、シンは、あまり加藤と話した事がない…。
涼しい風が、ふいていた。
ふと、シンが亜紀を見ると、目があった。
すると、亜紀はすぐに目をそらす。
加藤は、遠くの方をみていた…。
3人は、しばらく沈黙…。
沈黙をやぶったのは、加藤。
「そろそろ、戻ろっか。」
と、亜紀にいった。
亜紀は、
「うん」
と答える。
それをみていた、シンは、
「もう行くのか?もう少しゆっくりすればいいのに。」
といっていた。もうちょっと、一緒にいたかったのだ。
でも、加藤は、立ちながら。
「先生も、戻らなくて大丈夫なんですか?」
とシンに聞く。
シンは、時計をみた。と同時に
「やばっ」
っと声をあげた。
もうHRが始まる5分前だった…。
最初のコメントを投稿しよう!