*…心の中…* #2

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それを聞いた途端。 「そうか…」 と答えたシンだったが…。なんで、嘘をついてるのか…、雄也となにかあったのか…と、気持ちがモヤモヤしだした。 (なんでだ?俺が男と2人きりになるな、と言ったからか?でも、やましい事がなかったら、言えるはずだろ? なぁあき?) 2人は、しばらく無言だった。 (ってか、俺、彼女を信用しないなんて…最悪な彼氏だなぁ…。) シンは、本当の事を確かめるためにも、亜紀にズバっと聞くことにした。 雄也となにをしてたのか…、とても、気になる…。 「本当は、1人じゃなかっただろ?」 と、亜紀を見る、嘘をつかれた事…、シンは、悲しかった…。 亜紀は、えっ?って顔をしている。 「なんで嘘つくんだ?」 と、シンはつづけた…。 シンの心の中は、嘘をつかれた事に対する悲しさと、嫉妬で…いっぱいだった。 「雄也と一緒だっただろ。」 口からでてくる言葉…、なんだか、虚しく静かな海に消えていく…。 シンは、亜紀から目をそらし…海の方をみた…。 「嘘ついてごめんなさい」 と言ってくる…亜紀…。 シンの嫉妬は、おさまらない…。
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