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それを聞いた途端。
「そうか…」
と答えたシンだったが…。なんで、嘘をついてるのか…、雄也となにかあったのか…と、気持ちがモヤモヤしだした。
(なんでだ?俺が男と2人きりになるな、と言ったからか?でも、やましい事がなかったら、言えるはずだろ?
なぁあき?)
2人は、しばらく無言だった。
(ってか、俺、彼女を信用しないなんて…最悪な彼氏だなぁ…。)
シンは、本当の事を確かめるためにも、亜紀にズバっと聞くことにした。
雄也となにをしてたのか…、とても、気になる…。
「本当は、1人じゃなかっただろ?」
と、亜紀を見る、嘘をつかれた事…、シンは、悲しかった…。
亜紀は、えっ?って顔をしている。
「なんで嘘つくんだ?」
と、シンはつづけた…。
シンの心の中は、嘘をつかれた事に対する悲しさと、嫉妬で…いっぱいだった。
「雄也と一緒だっただろ。」
口からでてくる言葉…、なんだか、虚しく静かな海に消えていく…。
シンは、亜紀から目をそらし…海の方をみた…。
「嘘ついてごめんなさい」
と言ってくる…亜紀…。
シンの嫉妬は、おさまらない…。
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