*…心の中…* #2

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「屋上で、何してたんだ?」 なんだか、冷たい態度になってしまう。 (俺って、幼稚だなぁ…) なんだか、もう、亜紀の方を見れないシン… 「話をしてました」 と、いう亜紀に、また冷たくなる…。 「なんの話し?」 亜紀はシンを見てるのに、シンは、亜紀をみない…。 シンには、亜紀が見ている事が分かっていた。 でも、嫉妬している自分の顔を見られたくなくて…シンはずっと、海を眺めていた。 「先生の話しです…」 というと…、亜紀がうつむいたのがわかる。 (ってかなんで?俺の話し?) 「どんな?」 と、また冷たく聞いてしまう… こういう態度をとりたいわけじゃないのに…、なぜかこうなってしまうシン、自分自身に嫌気がさしていた…。 そんな、冷たくするシンの態度で、亜紀は泣いてしまった。 「先生と… 付き合ってるのは いいけど… ちゃん…と 先生の…事 かんが…えて 付き合ってる…のかって…」 泣いているせいで、亜紀の声は途切れ途切れ。 「もしも…のとき… どうす…るのかって」 亜紀は涙をポロポロと、流しながら、一生懸命はなした。
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