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シンは、一生懸命、謝って、ちゃんと、説明してきた亜紀を…。
抱き締めた…。
「そっかぁ… ちゃんと嘘つかないで言ってくれればいいんだよ」
と…シンは、亜紀にいう…。
シンは、胸が苦しかった…。自分と付き合ったせいで、そんな事を考えさせなきゃいけなくなったんだ…と
「お前は、もしもの時なんて考えなくていい…。
もしも、バレたとしても、俺はずっと側にいるつもりだから…」
とシンは、ぎゅっと力をつよめた。
(ずっと側に俺がいるつもりじゃなくて…本当は…亜紀に側にいてほしい…)
男として、彼氏として…亜紀を守っていかなきゃいけない…。
そう思ったシンは、側にいてほしいと、言えなかった…。
暖かくて…小さな亜紀…。
亜紀の涙は、いつの間にか止まっていた。
亜紀は、シンの胸に顔を埋めたまま…話す。
「でも…、本当にバレたらどうするの?」
と…、その声は不安そうな声…。
「その時は…その時、仕事は辞めなきゃだめかもな、でも、亜紀の方が大事…」
と、シンは本心を言った。
亜紀がそれで、そばに居てくれると思ったから…。
すると、亜紀はシンの顔を見てきた…。
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