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シンは、笑顔になる…。
亜紀も、笑顔になる…。
でも、シンには、亜紀が笑顔を一生懸命作っているのが…、分かってしまった…。
(俺は…亜紀を苦しめてるだけ…?)
と、思ってしまう…。
月は優しく、2人をてらす…。
このまま、こうしてずっと2人でいたい…。
と、シンは思っていた…。
幸せにしてやりたい…。と…。
シンは、亜紀から離れ、海を眺めた。
亜紀も海をみつめる…。
シンの心の中は複雑だった…。このまま亜紀といていいのかと…。
(亜紀は俺といて…幸せか??俺のわがままか??)
静かな海…波の音だけが聞こえる…。
ザザザザザ~ザザザザザ~
(って、俺がこんなんじゃ、亜紀を幸せにできないよなぁ…。しっかりしろ!)
シンは、亜紀に笑顔を向け、さっきの話しの続きをした…。
「なんで、嘘ついたんだ?」
と…。
すると、亜紀は
「先生に、男とは2人きりになるなっていわれたから…」
と、言ってくる…。
(可愛いやつ…やっぱりそうだったのかぁ…)
と、なんだかシンは、嬉しかった。
「偶然あったんだろ?」
とシンがいうと、亜紀はコクリとうなずく。
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