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「木下、泣いてた…。しかも、捻った足…、洋子先生に何かされてた…。
多分、強く握られたんだろう…。
爪痕がくっきり残ってたし…。
しかも、木下は、誰にも言わないで、って言ってた…。
洋子先生が、亜紀を虐める原因はお前しかいない…。」
と、相沢に言われ…。
シンは、一気に心が暗くなった。
(亜紀…。亜紀を俺は、くるしめてる…。もしかして…、もう…洋子先生との事きいたのか…。)
亜紀のところに、すぐにでも行きたくなり、シンは腰をあげた。
が…。
相沢に止められる。
「今は、いくな…。洋子先生が、もしお前と木下の事に気付いていたら、逆にまたややこしくなる…。
木下が傷つく…。」
と…。
それで、シンは、また腰をおろした…。
(俺は、どうすればいいんだ…。)
「一応、木下には、俺以外に足はさわらせるなと、言っておいた…。」
相沢がいう…。
シンを落ち着けるように…。
「洋子先生は、俺が、見張ってみるから…。
お前は、今…気持ちを整理しろ!!」
と…、シンが動揺している事…。相沢には、分かっていた…。
亜紀の元にすぐにでも、行かせてあげたい、でも、今、シンを行かせても…。
ますます、大変な事になると、相沢はなんとなく、感じていた。
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