*…in宮古島…* #2

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しばらくして、カラオケ大会が始まる…。 部屋の雰囲気を出すため…照明が落とされ、薄暗い。 舞台だけが、ライトアップされていた…。 生徒が次々と、喉の自慢をしていく。 シンは、黙って聞いていると…。 「細川先生も歌って…。」 「先生の歌声きいてみた~い。」 と…。生徒に言われて…。シンは、無理矢理…舞台に上げられた。 (そんな、気分じゃないのに…。) と…。 そして、曲が流れる…。 シンは、曲は入れてなかった…、勝手に生徒が選曲したのだ…。 それは…ラブソング…。 歌うたびに…胸が苦しかった…。 涙がでてしまいそうだった…。 心にすむ…亜紀の姿…。 シンは、必死に耐えていた。 (ここで、亜紀に告白できたら…どんなにいいだろう…。) 出来るわけがなかった…生徒の前で…。 そんな、自分にも嫌気がさしていた…。 シンの歌も終わる…シンは、みんなに、キャーキャー、黄色い声をかけられていた。 でも、心から笑うことは出来ず。一生懸命、作り笑いをしていた。 そして、時間は過ぎていき…。9時をまわったので、みんな解散となった。 先生たちは、少し会場を片付けた後…解散となった…。
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