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雄也は、とても剣幕な顔をして、階段を降りていくシンに、
「先生なにかあったんですか?」
と、声をかける…。
シンは、足を止めずに…。
「亜紀がいなくなった。雄也、お前も探してくれ。」
と、いうと…。そのまま階段を降りていた。
もしかしたら、外にでて、道に迷ったのかも、しれない…。と…。
そして、頭をよぎるのは、悪い事ばかり…。
(どこにいるんだ…。)
どこにも、いない…。
暗い道を走る…。
人を見かける度、亜紀かと駆け寄るが…。
まったく別人…。
(もしかして…また、洋子先生に…。)
と、なんでか嫌な感覚に襲われる…。
(そういえば…洋子先生も…10時頃…部屋にいなかった…。)
シンは、どれくらい…外で探していただろう…。
いきなり、携帯がなる…。
♪~♪~♪~
《着信 雄也》
シンは、急いで電話をとった…。
「もしもし!」
“先生??亜紀みつかりました。”
の、雄也の声にシンは、安心する…。
「よかったぁ…いまどこだ??」
“4階にいます。”
そういうと、雄也の電話は、すぐに切れた。
シンは、また、ホテルに向かって、走りだし…。
階段をかけ登った。
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