12人が本棚に入れています
本棚に追加
亜紀を、自分の目で見るまでは、本当に安心できなかった…。
そして、階段をかけ登り4階につくと、相沢の姿が見えた。
「見つかったって!?」
と、走りよる。
そこには、加藤や安藤…の姿もあった…。
そして…、亜紀の姿…。
一瞬、悲しい顔をしたのを…、シンは見逃さなかった。
息が切れるシン…そんなシンに…。
「先生も探してくれてたんですね。ごめんなさい。」
と、亜紀が謝ってきた…。
本当なら、今すぐにでも抱き締めたかった。
でも、できない…。
「無事で良かった。」
本当に、心から、思っている言葉が口から溢れる。
その、すぐあとに亜紀は…。
「じゃあ、るい、部屋戻ろっか。」
という。
様子がおかしい…。目も赤い…。
亜紀が、今さっきまで泣いてたんだとわかる…。
「いこう。」
といい、亜紀は、加藤の手をつかんで、自分の部屋に歩き出す。
足をひきずって…。
すると、相沢が…。
「木下、ちょっと待て、足の手当てするから。」
と、亜紀を止めた。
「わかりました。じゃあ、るい先に戻ってて、みんなも、早く部屋に戻ってやすんで、本当にごめんね。」
と、言っている…。
最初のコメントを投稿しよう!