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(亜紀が、おかしい…。)
なんとなく、伝わってくる…亜紀のおかしさ…。
笑顔も…作っているみたいだった…。
その場にいた人たちは、亜紀に追いやられ…、部屋に帰っていく…。
残ったのは…。
シン…亜紀…相沢の3人…。
そして、亜紀の口はすぐに動いた。
「細川先生も、早く部屋に帰ってやすんで下さい。」
と…。
目が合う…。シンは、もう…亜紀を放っておきたくない。
とおもい…亜紀に手を伸ばす…。
でも、亜紀の一言に突き落とされる事になる。
「触らないで!!」
そう…。亜紀の口から出た言葉…。
“触らないで…。”
シンを拒絶する言葉…。
シンの手は、ピタリと止まる…。
(あき…。)
亜紀は、エレベーターのボタンを押した、エレベーターは、その階にあったのか、すぐ開く。
「早く行ってください。」
と、シンは亜紀に言われる…。
(亜紀…どうして…。)
シンは、亜紀になにも言えないまま、エレベーターに乗った…。
(俺は、お前がすきなのに…。)
虚しくしまる…エレベーター…。
(俺は、お前の側にいたい…。)
なぜ素直にいえない…。
自分に嫌気がさす…。
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