*…愛しい…* #2

1/21
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ

*…愛しい…* #2

あれから部屋に帰り、もう亜紀と会えないかと思うと、心が暗くなった。 相沢は帰って来たときには、もう既に寝ていた。 明日は学年旅行の最終日…。 明日のために、荷物をまとめて置いた。 そして、ふと思う…。 (亜紀と見たかった砂山ビーチ…結局俺も見れなかったなぁ…。) と…。 シンはベッドに入り、そしてそのまま、眠りについた。 …………………… ‥‥‥‥‥‥ 朝起きると、もう相沢は起きていた。 「細川ぁ~早く行かないと遅刻だぞぉ~。」 と、何故か今日は髪を固めている相沢。 「お前、なんで髪固めてるんだ??」 「あっ!?ちょっと寝癖が酷くてさ。」 と相沢は笑っていた。 準備をして部屋をでる。朝食を取って、そのまま飛行場にだった。 何事もなく時間は過ぎていき…。 学年旅行は終わった。 地元に着いて、学校に戻り、みんな解散となった。 「なんだか、疲れたなぁ~。」 と言う相沢、 「久し振りに飲みに行くか?」 とシンは相沢を誘った。 「ん~…今日はやめとく。ごめんな。」 そう言うと相沢は足早に帰って行った。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!