*…愛しい…* #2

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“あははっ。” と笑う亜紀。 そんな君が愛しい…。 “先生…あのね…。” と言ってくる亜紀に、 「なんだ??」 と答えると、 “あのね、私…家族が…” と言いかけたあと、 “亜紀ねぇ~。” と、誰かのソプラノ声が聞こえて、 “あっ後で、電話します。” という、亜紀の言葉とともに、電話は切れた。 〃プープープー〃 (亜紀ねぇ…?いったい誰だ?) 疑問に思ったが、あのソプラノがかった声は、幼い男の子だろうと…あまり気にしなかった。 (親戚でも来てるのか?) そう、思うだけ…。 亜紀の言葉の続きが気になったが、シンは亜紀が電話をくれると言っていたから、それまでパソコンに向う事にした。 亜紀の声を聞いて…少し気持ちが落ち着いていた。 でも、会いたいと言う気持ちだけは、一層強くなった。 パソコンに向かい、亜紀からの電話を待っていた。 そして、亜紀から連絡がきた時には、日付が変わっていた。 ♪~♪~♪~ 〃カチャ〃 “もしもし、先生??” 電話に出たすぐに、亜紀の声が聞こえる。シンは、さっきいきなり亜紀が切ったから、その理由を聞いてみた。
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