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修さんは暴力を振る人らしく、それで母親は亜紀たちに危害がいかないようにと、一人で抱え込んでいるらしい。
それを知って、亜紀はいてもたってもいられなくて、現場に乗り込んだ。
母さんと修さんの…見たくない物を見たと、亜紀は言っていた。それでシンは大体把握できた。
亜紀は、その男に立ち向かって、何も起こらずその男は部屋から出ていったらしいが、玄関の前にいた義弟を連れて行こうとしていて、それも、亜紀が止めたらしく、それに怒った修さんは怒鳴り、殴ってきそうだった…と。
その時、調度家の前を有馬が通りかかって助かったと言っていた。
母親が脅され1人で抱え込んでいる事を、亜紀は母親から父親に言わないようにと口止めされていて、どうしようも出来ないという事。
自分しか止める人がいないと言う事。
修さんに‘覚えとけ’と言われた、という事。
なんだか話が複雑だった。
「あき?何かあったらすぐに電話してきていいからな!!って、絶対に電話しろよ!」
もし亜紀に何かあったらと思うと怖かった。なんだか、厄介な事が起きそうな話だったから。
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