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そして、砂浜に座って2人海を眺める。
暗い海…。でもなんだか神秘的たった。
「キレイだな…。」
シンの声に、亜紀はコクリとうなずく。
シンはその後、砂浜に寝そべった。すると、亜紀も寝そべってくる…。
そんな亜紀にシンは腕枕をした。
亜紀の頭は…シンの腕に。
亜紀はシンの体に自分の体を寄せてきて、密着してきた。
そんな亜紀は可愛くて、愛しくて、シンは頭を、優しくなでる。
亜紀の温もり…温かい…。
亜紀は甘えるかのように、シンの方を向き抱き付いてきた。
それだけでも、シンは幸せだった 。
このまま2人で遠くに行きたいな…って思う。
「せんせぇ…。」
「んっ?」
…。
〃ザザザザ~ ザザザザ~〃
波の音が…静かな海に響く…。
「すき…。」
亜紀の口から出て来た言葉…。
「知ってる。」
シンは亜紀の行動をみればわかる。
亜紀の髪はサラサラしていてとても、いい匂いがした。
「先生の心臓の音…聞こえるよ。」
今すぐにでも…抱き締めて自分のものにしたい…。
シンは頭を撫でる手をとめ。片腕をおでこの上に乗せて考えた…。
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