*…関係…*

13/14

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「今は、待ってください!!!起きたばかりです!もう少し落ち着いてからにしてください。」 と言っても、警官はそれでも中に入ろうとしていた。 「医師に許可をとってください。」 シンのその言葉に警官は諦めたのかナースステーションの方に歩きだした。 シンもその後を追う。 亜紀の父親は、 「ありがとう。」 というと、医者と警官が話をした後、医者を連れて病室に入っていった。 警官たちは、医者が戻ってくるのを待っているみたいだった。 そして、しばらくして医者と父親と母親3人が病室から出てきた。 歩きながら何か話をしている。 そして、医者は両親を個室に案内していた。2人が部屋に入っていったのを見計らってか、警官が動きだした。 医者に話しかけ、なにか頷いていた。 そして、亜紀の部屋に向かっていく。 「ちょっと。」 とシンは止めたが…。 「ちゃんと許可は得ました。」 そう言われ、何も言い返せなかった。 〃コンコンコン〃 部屋をノックして、警官は中に入っていった。 1人は部屋の外で、まるでシンを中に入れまいとするように、立っていた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加