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「今は、待ってください!!!起きたばかりです!もう少し落ち着いてからにしてください。」
と言っても、警官はそれでも中に入ろうとしていた。
「医師に許可をとってください。」
シンのその言葉に警官は諦めたのかナースステーションの方に歩きだした。
シンもその後を追う。
亜紀の父親は、
「ありがとう。」
というと、医者と警官が話をした後、医者を連れて病室に入っていった。
警官たちは、医者が戻ってくるのを待っているみたいだった。
そして、しばらくして医者と父親と母親3人が病室から出てきた。
歩きながら何か話をしている。
そして、医者は両親を個室に案内していた。2人が部屋に入っていったのを見計らってか、警官が動きだした。
医者に話しかけ、なにか頷いていた。
そして、亜紀の部屋に向かっていく。
「ちょっと。」
とシンは止めたが…。
「ちゃんと許可は得ました。」
そう言われ、何も言い返せなかった。
〃コンコンコン〃
部屋をノックして、警官は中に入っていった。
1人は部屋の外で、まるでシンを中に入れまいとするように、立っていた。
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