*…愛しくて…*

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時間は過ぎていき…。午後の授業も終わり。 「じゃあ…みんな帰ってよろしい。」 と自分のクラスを帰し、生徒を見送った後、シンは教室から出た。 廊下を歩いていると…ふと目に入ってくる男女の姿…。 亜紀と琢磨だ…。 亜紀はなんだか楽しそうに琢磨と会話をしながら、帰っていく。 シンの心の中は、嫉妬でいっぱいになった。 最近……琢磨は亜紀に近付きすぎだと。 (どこにいくんだ??) そんな2人の姿を見た後、シンは職員室に戻った。 頭の中で、琢磨は亜紀の事が好きなんじゃないか?とか、もしかしたら亜紀の気持ちが傾いているんじゃないか…。 これからどこにいくのか?なんで2人なのか。 頭の中に色々浮かんできた。 (はぁぁ…なんで俺は亜紀の事となると、こんなに余裕ないんだろ…) シンはとても気になっていた。そして少し仕事を片付けると、亜紀のバイト先に向かっていた。 亜紀がバイトなのか確認するために…バイトじゃなかったら、何しているのか連絡を取ろうと考えていた。 コンビニに着き、外から中を伺ったが…亜紀の姿がない…。 (まさか…2人でどっかに行ったのか?) とシンは確かめるために、コンビニに入った。
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