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…次の日…
朝目覚めると、いつもの毎日が始まった。
昨日家に帰ってきてから色々考えていた。
どうしても心の中に弱い自分がいて、亜紀を見るたび会う度に触れたい抱き締めたい衝動にかられる自分。
それを、止めるにはどうしたらいいのか…。
結局…なんの良い案も浮ばないままシンは家を出た。
学校に着くと、相沢はすぐにシンのとこに寄ってきた。
「おっはよう細川ぁ~」
「おはよう。」
と挨拶を交わす。
「あのさ!今日細川に話したい事があるんだよねぇ~。」
という相沢の言葉にシンは、嫌な感覚に襲われた。
(亜紀の事か?)
「なんだ??」
とシンが聞くと、相沢は、
「夜家に行くから」
と言うと、職員室から出ていった。
(相沢…お前…)
どう考えても、行き着く先は、相沢は亜紀をきっと好きなんだと言う答え…。本人の口から聞くまで信じたくはなかった。
そして、時間は過ぎて…。
2時限目、亜紀のクラスの授業だった。
授業を進める中…やっぱり意識してしまう亜紀の存在。
何度か亜紀と目が合った。
その度にどうしよいもない気持ちに襲われる…。
(俺…しっかりしろ!)
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