*…愛しくて…*

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携帯はしばらくして、静かになった。 相沢はチラチラとシンをみていた。 シンは食器を片付けた後、静かになった携帯を見た。 着信は全部亜紀からだった。 〃ブブブッ ブブブッ〃 とまた振るえだす携帯。メールだった。シンはそのまま開いた。 そのメールは亜紀からで、 ――――――――――――― 件名: 本文:どうして電話とってくれないの?なんで、冷たいの? ――――――――――――― という内容だった。 亜紀を不安にさせている自分が、本当に嫌になる。 シンは亜紀へメールを打った。 ――――――――――――― 件名:RE: 本文:これから、2人で会う事はできない…あと、電話もできない。 メールだけにしてくれ…。 ――――――――――――― と…自分のわがままを押し付ける事しかできない。 亜紀からはすぐに返事がきた。 ――――――――――――― 件名:RE:RE: 本文:なんで? ――――――――――――― と…そう聞いてくるのは、当たり前だ。 シンはまたメールを打つ。 理由を言わないまま…こうしているのは、自分でも駄目だと分かっている。 でも、メールを打つだけでも、俺の心は…君でいっぱいになるんだ…。
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