*…愛しくて…*

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――――――――――――― 件名: 本文:一緒にいれないって言ったのは、亜紀だろ?? 俺の事を想っているんなら、行動でしめしてくれ。 このまま、2人で会っていたりしたら、前と状況は何もかわらない。 もしバレたら、またお前が苦しむ…。 ――――――――――――― そう送った…。 自分が弱いだけなのに、亜紀に行動で示してくれと言う自分…。 (本当は…俺が行動で示さなきゃいけないんだよな…。) 蛇口からポタポタと落ちる滴をシンは見つめていた。 相沢の存在を少しの間忘れていた。 携帯はまたすぐにふるえる。 ――――――――――――― 件名:RE: 本文:先生は、私の事嫌いじゃないよね? ――――――――――――― と亜紀からのメール…。 こんなにも、亜紀を不安にさせている。 (嫌いになれたら…楽なのに…) ふと思った…。 (嫌いになれる訳がない…) ――――――――――――― 件名: 本文:嫌いな訳ないだろ。 辛くなったら、いつでもメールして、電話は俺のためにしないでくれ。 ――――――――――――― そう送った。 “俺のためにしないでくれ”君の声を聞くだけで…抱き締めたくなる…触れたくなるんだ。
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