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*…愛しくて…* #2
「飲み過ぎだろ。」
と相沢に言うが、
「全然!!俺はまだ飲める!」
とビールをとり戻ってきた。
そして数時間が経過…相沢は酔っていた。
「ほせかわ~。びぃ~るぅ~。」
と、空になった缶を振ってビールをくれとアピール。
「飲み過ぎ…もう飲むな。」
と言うも、
「飲みたい気分なんだよぉ…わがままきぃてぇ~。」
と、なんだか辛そうに言う相沢…。
シンはそれ以上…何も言えなくなり、
「これで最後だからな!」
とビールを渡した。
「おぉ~サンキュ~。」
と缶をすぐあけ、クビグビと飲む相沢に、シンはなんでか聞いていた。
「お前…すきな人できたか??」
と…。すると相沢の行動がピタリと止まり。目を見開いてシンをみてくる。
「なっなんで…。」
動揺してるのがすぐに分かった。
「なんでってなんとなく…。」
と言うシンに相沢は、
「なんとなく…ってお前…。もしかして。」
と言いかけた…でもシンはその言葉をとめた。
「あっ俺トイレ。」
と…。相沢の続きの言葉…聞かなくても、わかる…。
きっとこのあと、
(俺の気持ちに気付いてるのか?と言おうとしたんだろ…?)
相沢の口から聞きたかったはずの俺は…お前の口から聞くのが…怖くもあった。
お前に負けそうだから。
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