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簡単なものではあったが、サラダにチキンその他に3種類くらい用意しておいた。
あれから、有馬やあやからクリスマスは一緒に過ごそうと誘いがあったが、シンはもう約束があると全て断わった。
〃ピンポーン〃
家のチャイムが鳴り、扉を開けると、そこにはビールを持った相沢がたっていた。
「ほぉぅら、お土産」
とケーキも買ってきていた。
そして、2人で食卓を囲み料理を食べて、ビールを口に運んだ。
「やばぁうまっ」
とても美味しそうに食べる相沢を見ると、作ったかいがある。
そして、食事も終わり2人はソファに移動しテレビを見ながらビールを飲んだ。
「あはは」
とテレビを見て笑っている相沢に、シンは話しを切り出した。
「相沢聞いて欲しいんだけど」
「ん?」
と相沢はテレビからシンに目をうつした。
そして、シンは話し始めた。
「あのな……相沢。黙って聞いてくれよな」
そういう、シンの言葉に、相沢はテレビの電源をオフにした。
シンは相沢の顔を見て言う事が出来なくて、テーブルの缶を見つめて話した。
「俺な、亜紀と今の関係を続けていくのが、どうしてもキツいんだ」
静かな部屋にシンの声だけが聞こえる。
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