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「お前、ゆっくり食べてないか?」
とシンが言うと、
「そんな事ねぇ~よ」
と言ったあと。
側を通りかかったウエイターに。
「あのぉ~店員さん。オムライス1つ」
と言い出した。そんな相沢の行動を見てシンは、
(こいつわざとやってるな……)
と思っていた。
そして、オムライスが運ばれてきて。
ゆっくりゆっくり味わっている相沢をシンはひたすら待った。
そして、最後の一口を食べ終わった相沢。
「ご馳走さまぁ~。あぁお腹いっぱい、じゃあ帰るかぁ」
と席を立とうとした。
「待てよ。まだ話ししてないだろ」
とシンは言うと、相沢はシンをみないまま。
「どうせ、また暗い、俺がブルーになるような話なんだろ?」
と言ってきた。そんな相沢になんと言ったらいいのか……。
2人の間に沈黙が流れた。
その沈黙を破ったのは、ウエイターで。
「お皿片付けますね。コーヒーのおかわりもお持ちしますので」
といい、テーブルから皿を持っていた。そして、コーヒーを持って戻ってきた。
カップに注がれるコーヒーを、2人は黙ってみていた。
そして、ウエイターがさった所でシンは話しを始めた。
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