*…突き放す…* #2

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職員室に戻ると、すぐに相沢が寄ってきた。 「早くいこうぜぇ。お腹すいたぁ~」 という相沢に、シンは頷き。2人は学校の外に出た。 学校の近くのレストランまで歩いて向かっていた。 「さみぃ~」 と言いながら、手を擦っている相沢は、シンを横目で見ると。 「お前、なんかあっただろ」 と言ってきた。 「いやっ」 とシンは言ったものの、 「お前バレバレだって。俺に隠せると思うなよ!」 と相沢はシンの背中をバシッと叩いた。 「まぁ色々な……」 「何かあったら俺に相談しろよな!」 「おぉ」 と言ったもののシンは、亜紀の事を、前の様に相沢に相談していいものなのかと思っていた。 「木下の事だろ? 別に俺に相談してもいいぜ! 他に相談する人いないだろ。俺も何かあったらお前に相談するからさ!」 と言ってくる相沢、シンの気持ちを察したのか、そう言ってきた。 「ありがとう。でも今は大丈夫、たいした事じゃないから」 相沢の気持ちは嬉しかったが、相談はしなかった。
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