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職員室に戻ると、すぐに相沢が寄ってきた。
「早くいこうぜぇ。お腹すいたぁ~」
という相沢に、シンは頷き。2人は学校の外に出た。
学校の近くのレストランまで歩いて向かっていた。
「さみぃ~」
と言いながら、手を擦っている相沢は、シンを横目で見ると。
「お前、なんかあっただろ」
と言ってきた。
「いやっ」
とシンは言ったものの、
「お前バレバレだって。俺に隠せると思うなよ!」
と相沢はシンの背中をバシッと叩いた。
「まぁ色々な……」
「何かあったら俺に相談しろよな!」
「おぉ」
と言ったもののシンは、亜紀の事を、前の様に相沢に相談していいものなのかと思っていた。
「木下の事だろ? 別に俺に相談してもいいぜ! 他に相談する人いないだろ。俺も何かあったらお前に相談するからさ!」
と言ってくる相沢、シンの気持ちを察したのか、そう言ってきた。
「ありがとう。でも今は大丈夫、たいした事じゃないから」
相沢の気持ちは嬉しかったが、相談はしなかった。
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