*…突き放す…* #2

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次の日……。 亜紀は学校にこなかった。 そして、次の日も。 シンは心配で仕方がなかった。 全て自分のせいだから。 相沢は何か勘づいているのか、何も言ってこなかった。 遠くからシンを見守っているだけだった。 その次の日も亜紀はこなかった。 何度連絡を取ろうと考えたか……。 何度家に迎えにいこうと思ったか……。 何度家の前を車で行ったりきたりしたか……。 亜紀の父親は、亜紀の様子がおかしいと、シンに電話をしてきた。 “亜紀と何かあったのか?” と、父親にシンは突き放した事を話した。 すると父親は、ため息をつき、“仕方ない”とシンに言ってきた。そして、学校に行かせるように、家族でどうにかすると言っていた。 「お願いします」 シンはその言葉しかでなかった。
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