*…突き放す…* #2

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―――――――― ―――― 亜紀が学校に来るようになったのは、放送室での出来事から一週間とちょっと経った頃だった。 学校に出てきた亜紀は、遠くからみるとなんだか元気そうで。 シンは安心していた。 そんな亜紀からのメール。 ――――――――――――― 件名: 本文:先生おはよう! 先生の事待ってるね。 ――――――――――――― という、前向きなメールが、亜紀から届いた。 もしかしたら、もう亜紀は自分の事を嫌いになるかもしれない。 そう思っていたシンは、安堵した。 そして、シンも返事を返す。 ――――――――――――― 件名: 本文:嫌いになるなよ! ――――――――――――― と……。 本当に自分から離れて欲しくなくて、ずっと心は自分をみていて欲しくて。 学校で君を見掛ける度に、抱き締めたくて……。 シンは苦しかった。
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