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「大丈夫ですから、安心してください。何もしませんから。約束は破りません」
破りたい……心のどこかではそう思っている。でも、亜紀の父親のいっている事は間違いではないため、破る事は、出来ない。
「よろしく頼むよ」
シンは分かりましたと答えた後「じゃあ失礼します」と電話を切った。
「はぁ……」
思い切り溜め息が出た。見上げた空は先程と変わらず、星が瞬いている。
(約束……か……)
「先生?」
するといきなり声をかけられた。
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