*…変化…* #2

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 それから、雄也が待っていると言う公園にシンたちは来ていた。  亜紀にカバンと携帯を返したいと優に言ってきたらしい。シンにも何度か連絡がきていたが、シンは雄也の電話を無視していたのだ。  駐車場に停まり、車を降りた。すると、雄也が公園の中から駐車場へとやってきた。  思わず睨んでしまった自分は、大人気ないと思う。 「木下さん連れてきたよ」  優の声に、雄也は亜紀の近くまでくると、 「ごめん……」  といい、カバンと携帯を返していた。  亜紀は今、どういう気持ちなんだろうか……。  すると、 「ちょっと、2人で話してこい」  そう相沢が言って、2人は頷くと公園の中へと入っていった。  当然雄也と二人きりにはさせたくないという気持ちがあった。こんな事になったのも、全部雄也のしてしまった事。  だが、何も出来るはずがなく、居なくなった方をぼぅっと見つめていた。 「シン?」 「ん?」  優の呼び掛けに優の方を向くと、 「いや……ただ呼んだだけ」  そう言われた。
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