*…変化…* #2

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――そして、 「じゃあ帰りますか」  優の一声で、花火を片付けた後、帰る事になった。静かな車中……来たときと同じ席に座る。  窓の外を流れる景色を見ていると、 「俺から降ろして~」  と相沢が言っているのが聞こえた、相沢をまず送る事になり。家の前に着くと、すぐに相沢は車から降りた。  そして、 「じゃあ、亜紀またなぁ~」  といい、亜紀に向かって投げキッスをしている。それを見てポカンとする亜紀。シンと優は相沢の行動に笑っていた。  相沢と別れ、しばらく走った時、 「あぁ……なんか喉かわいた」  優がボソッと言いだし。 「ごめん、ちょっとスーパーよるね」  スーパーの駐車場に車をとめた。  そこは、亜紀の家から20分くらい離れた場所だ。そして、 「すぐ行ってくるから、2人は待ってて」  そういきなり車を降りていく。 「おい!!」  思わず声をあげ呼び止めたが、優は小走りでスーパーの中へ入っていってしまった。  車内は二人きり……。 (なんだか気まずい……)  今二人きりがチャンスだと思うが、おもう様に口が開かない。亜紀の気持ちをどう確かめたら良いのか、遠回しに行くべきか、ストレートに行くべきか。
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