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「亜紀には癒されるよ……」
側にいたらきっとその癒しも倍増するだろう。好きだと言われたら、心は凄く綺麗になるだろう。
「亜紀……?」
黙ってしまったから、思わず名前を呼んだ。
「あっごめんなさい」
「どうした? 悩みごとか?」
「悩み事じゃないです。ただ先生に会いたいなぁって考えてただけです」
男でもキュンとしてしまう。
「俺も会いたいよ」
甘い言葉だった。
それから明るいだろう未来の話しをする、
「先生! 夜景見に行こうね」
「あぁ」
「海にも行こうね」
「あぁ」
こうやって約束をしたことを、全部かなえてやりたい。
もっと我が儘を言って欲しい、困るくらいに、もっと約束してほしい。
その約束があったら、まだ繋がっていられる。守りたい……約束も一緒に君自身も。
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