*…朧…* #2

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 それから大きなショピングモールに行き車を停める。そこの観覧車を少し眺めたあと近くのスタバでコーヒーを飲んだ。  さすが沖縄は基地があるからか外人さんが多い。英語の教師をしているため、何を話しているのか分かり隣りの客の話に思わず吹き出しそうになった。  聞きたくなくても、聞こえてくるジョークなどは仕方がない。 「どうするこの後、映画でも見るか?」  と桜井にきかれ。 「映画は嫌だな」  そう答える。男二人で見るのが嫌だったとかそう言う訳ではなく、ただなんとなくだ。  二人はスタバを出たあと洋服や雑貨などを見てまわった。  次はどこに行くかと話していると、風にのってくる潮の香り。 「海行って見ないか?」  そうシンは提案する。 「そうだな」  近くにある海へと向かった。歩いてほんの2、3分だっただろうか。  ビーチが広がっている。 「あぁ~なんか疲れたね」  そう砂浜へと降りる階段に腰掛ける桜井を見て、シンも腰を下ろした。  沖縄の海は青くて綺麗だ。砂浜も真っ白で思わず泳ぎたくなる。  子供たちのはしゃぐ声、カップルだろう人たち、体を焼いている人、賑やかだった。
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