*…朧…* #2

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「あぁ~そういえば細川に聞きたい事があるんだよね」 「なに?」  桜井はポケットから4つ折りの紙を出すとシンにつき出した。 「なんだよ」  と受け取り開いてみると、亜紀の学校名が書いてあり視察メンバーの名前の欄が空いていた。 「いく? 行かない? 行きたいっていうんなら、細川は確実に入れてあげるよ」  そうニカっと笑う、 「いいのか?」  と返すと。 「良いに決まってるだろ! 彼女とも戻ったみたいだし、帰りたいだろ」  と聞いてきた。 「まぁ」  すると桜井はシンから紙をとり、 「じゃあ決まりね」  と笑っていた。 (亜紀に会いたい……)  そう青い空を眺めた。  それから桜井とドライブをして家へと帰った。家に着いたのは6時過ぎだ、亜紀はもう花火大会に出掛けただろう時間。  亜紀に電話をかけようかと思ったが、もう友達と楽しんでるだろうと、辞めてソファに寝そべった。  テレビをつけて、ボケッと眺めていた。
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