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「あぁ~そういえば細川に聞きたい事があるんだよね」
「なに?」
桜井はポケットから4つ折りの紙を出すとシンにつき出した。
「なんだよ」
と受け取り開いてみると、亜紀の学校名が書いてあり視察メンバーの名前の欄が空いていた。
「いく? 行かない? 行きたいっていうんなら、細川は確実に入れてあげるよ」
そうニカっと笑う、
「いいのか?」
と返すと。
「良いに決まってるだろ! 彼女とも戻ったみたいだし、帰りたいだろ」
と聞いてきた。
「まぁ」
すると桜井はシンから紙をとり、
「じゃあ決まりね」
と笑っていた。
(亜紀に会いたい……)
そう青い空を眺めた。
それから桜井とドライブをして家へと帰った。家に着いたのは6時過ぎだ、亜紀はもう花火大会に出掛けただろう時間。
亜紀に電話をかけようかと思ったが、もう友達と楽しんでるだろうと、辞めてソファに寝そべった。
テレビをつけて、ボケッと眺めていた。
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