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前に増して亜紀の事が愛しいと感じる。増すばかりで減りはしないこの感情は、最後はどうなってしまうんだろうか?
たまに自分が怖くなるときがある。亜紀をボロボロになるまで壊したいと思う自分がいるからだ。
自分だけでいっぱいになればいい。
自分だけに愛を感じて欲しい。
嫌な話しだが、妄想で何度亜紀を犯したことか……本人を目の前にしたらきっと出来ないような事まで、頭の中ではしてしまっている。
そんな自分がたまに気持ち悪い。
好きな女を抱けないと言うのが、こんなに苦しいとは……。
(俺って欲求不満なんだろうな……)
まだ若いと思う事で、いつも最低な自分を慰めるのだった。
亜紀にも言えない秘密。彼女はどうなんだろうか? 自分に少しでも抱かれたいと思うのだろうか。
真っ昼間から職員室で、そんな事を考えているなんて、本当に欲求不満なんだと、シンは自分に呆れた。
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