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君の気持ちはどこにある? 離れる唇。
「俺とキスするの嫌か?」
亜紀は首を横に振った。そして、
「嫌……じゃない。でも、こんな気持「何も言わなくていい」
何かを一生懸命伝えようとしていたが、辛そうに話すから言葉を遮り、また口付けた、君は何も悪くない。
唇を少し離し、
「相沢とキスがしたいか?」
そう聞いてみる。また首を横に振った。そして、シンはまた口付け離れ。
「優とキスがしたいか?」
そう聞いた。また亜紀は首を横に振った。
もうそれだけで良いんじゃないか、優や相沢とキスをしたいと思わないだけで。
それが答えだろう。
「亜紀……人は誰だって寂しくなったら、誰かを頼りたくなる。
亜紀の気持ち、正直嫌だった……でも、亜紀に触れられるのは俺だけ。
それだけで、俺は救われる」
そう思うことで、救われる。
「亜紀……」
何故、自分はこんなに必死なんだろうか、こんなにも夢中なんだろうか。
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