*…朧…* #3

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 君の気持ちはどこにある? 離れる唇。 「俺とキスするの嫌か?」  亜紀は首を横に振った。そして、 「嫌……じゃない。でも、こんな気持「何も言わなくていい」  何かを一生懸命伝えようとしていたが、辛そうに話すから言葉を遮り、また口付けた、君は何も悪くない。  唇を少し離し、 「相沢とキスがしたいか?」  そう聞いてみる。また首を横に振った。そして、シンはまた口付け離れ。 「優とキスがしたいか?」  そう聞いた。また亜紀は首を横に振った。  もうそれだけで良いんじゃないか、優や相沢とキスをしたいと思わないだけで。  それが答えだろう。 「亜紀……人は誰だって寂しくなったら、誰かを頼りたくなる。  亜紀の気持ち、正直嫌だった……でも、亜紀に触れられるのは俺だけ。  それだけで、俺は救われる」  そう思うことで、救われる。 「亜紀……」  何故、自分はこんなに必死なんだろうか、こんなにも夢中なんだろうか。
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