*…朧…* #3

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「先生……ごめんね……ごめんなさい」 「もういいから」  頬に撫でる手は君にすいついて離れない。  心もそうで君から離れる事はできない。君がそうさせている……。 「亜紀……」  口付ける優しく何度も、優しく優しくそして深く深く、彼女を壊さないように、 「……っ……ん」  もれる息、酸素を求める君の体。深く甘いキス……。絡まる舌で彼女の全てを絡めとりたい。  首に回る彼女の細い腕。  もうこのまま……本当にこのまま、一生時間が止まってしまえば良いとさえおもった。  もっと触れたい、ここが何処だかは分かっている。だが、気持ちは体は正直で彼女を求める。  理性なんて……。  もう吹き飛んでしまいそうだ。  甘い口づけ、鼻をくすぐる香り、体が痺れる。何も考えられなくなってしまう。
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