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創さんのマンションに新居を構え、生活を始めた二人。
蘭の抵抗虚しく、セミダブルのベッドを捨て、ダブルのベッドで寝る二人。
知優のタガが外れたのか、蘭へのボディータッチが増え、隙さえあれば蘭の膝に頭を乗せる日々。
そんな二人だけど、キスすらまだない。
「蘭さん、週末の予定は?」
帰宅したばかりの蘭。
コートすら脱いでいない状態。
「ん、土曜は仕事。日曜は何もないかな?」
コートを脱ぎ、寝室へと向かう蘭。
その行く手を遮る様に知優は声を掛ける。
「じゃあさ、蘭さんちに行こ」
その言葉に驚き、蘭は知優を見る。
当の知優は携帯を手に何かしているようだった。
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